ファイナンシャルプランなどのご相談はこちら

年金繰り上げ受給する?しない?

未分類

皆さんは65歳時に受け取る年金、

どう考えておられますか?

令和4年4月に制度が大きく改正

されました。

年金制度改正のポイント

①繰り下げの上限を70歳から75歳に引き上げ

②繰り上げの減額率0.5から0.4へ

③仕事を継続したときの支給停止の基準28万円から47万円に

④加給年金の支給規定の見直し

⑤在職定時改定の導入

⑥年金手帳が通知書に変更

詳細はこちら(日本年金機構)

の6点で、ポイントは②と③です。

繰り上げの減額率が下がったことで、

もらえる年金総額の逆転年齢が

76歳から80歳になりました。

また60歳以上で働く場合も、

以前は年金が月20万円ならば

8万円以上働くと減額されていた

のですが、27万円まで稼いでも

年金減額されないということです。

41歳寿命説

30年前に「41歳寿命説」という本が

流行りました。

内容はあまりエビデンスのない

トンデモ本でした。

実際の死亡者数の移り変わりの

誤差を数値化し、1960年生まれ

以降の人は平均すると41歳で

半減すると結論づける内容でした。

30年後の現在、全く外れている

わけですが、データの部分ではなく、

現在60歳以下の人と、70歳以上の

人とでは長生きできるレベルが全く

違うよ、というところはなんとなく

納得できる内容でした。

食の欧米化による動物性脂肪・

タンパクの過剰摂取、水(水道水に

含まれる塩素)・空気の汚染、

生活環境の快適化(著者によると

寒い暑い環境が強い体を作る)、

ストレスの増大などで、

脂肪分の少ない日本食を食べ、

隙間風の吹く家で過ごしていた

70歳代の方とは寿命が違うのは

当たり前でしょということです。

私が80歳まで生きられないのでは

と感じる根拠はこの30年前の本に

少なからずとも影響を受けています。

年金繰り上げ受給

私は早期退職し、夫婦とも60歳

から年金受給を決めています。

自分の年金額は置いておくとして、

65歳で受け取り始める年金額が

夫婦で22万円とします。

(日本年金機構の夫40年就業の

厚生年金、妻専業主婦のモデル)

60歳から夫婦とも繰り上げ受給

すると、5年=60ヶ月減額される

ので0.4×60=24%減額されます。

22万円×0.24=5万3000円が減額

され、16万7000円が受給できる額

となります。60歳から毎月16万7000円

受け取る場合と65歳から毎月22万円

を受け取る場合の総額が80歳でほぼ

同じになるという計算です。

どう感じるでしょうか?

今回の年金改正で47万円まで年金の

支給停止がなくなる訳ですから、

もし60歳以降の収入が再任用や

嘱託で減額され30万3000円以下なら

(公務員でもこの額以下だと思います。)

年金を繰り上げ受給しても満額

受け取れるようになりました。

繰り上げ年金を投資

60歳以降も働くとして、繰り上げ

受給した年金をそのまま貯蓄すると

どうでしょう。

(65歳からの受給なら給料だけで

生活しないといけないわけですから、

60歳からの受給額は貯蓄できる

はずです。)そのまま5年普通預金で

貯蓄すると1002万円、年2%の利率で

運用すると1064万円、3%の利率で

運用すると1096万円になります。

そのまま続けて運用すれば2%で

年間21万円、3%で年間33万円の

利子収入が入ることになります。

そして1000万円以上の貯金が口座

に残っている。なかなかよいプラン

ではないでしょうか?

80歳をラインとして受給総額は同じ

なわけですから65歳からその

1000万円を取り崩すとしても、

運用する利子分は得をすることに

なります。

まとめ

何歳まで生きられるかは誰にも予想

できません。平均寿命まで生きられる

根拠は何処にもないというのは

前のブログでお伝えしました。

80歳以上生きると、もちろん

どんどん受給総額としては損を

していくわけですが、

私は80歳以上まで生きられて

ラッキーと思うつもりです。

繰り下げ受給については年金を

払いたくない国の思惑が見えると

感じるのは私だけでしょうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました