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平均寿命と平均余命

ファイナンシャルプラン

皆さんは平均寿命まで生きられると

思いますか?最新の平均寿命

令和2年の簡易生命表から

男性が81.6歳、女性が87.7歳です。

そこまでは無理だろうなとなんとなく

感じる方は多いのではないでしょうか?

もちろん私もです。

平均

そもそも平均って何でしょう?

例えばサイコロを転がしたとき

(人生はサイコロ?)

出る目の平均は数字とその確率を

掛けて足したものです。

1×$\frac{1}{6}$+2×$\frac{1}{6}$+3×$\frac{1}{6}$+4×$\frac{1}{6}$+5×$\frac{1}{6}$+6×$\frac{1}{6}$=3.5

となります。平均は3.5ですが

サイコロを振った時に3か4が

出やすいということではありません。

これが平均寿命の違和感の根源

ではないでしょうか。

平均寿命が87歳だからと言って

87歳前後まで生きられると

いうことではないのです。

平均余命

厚生労働省が出している生命表

いうものがあります。(↑トップ画像)

この計算式は次のようなものです。

私は理学部数学科出身ですので

真骨頂と言いたいところですが

難しすぎますので

(実際の平均は足し算掛け算で

なく積分というのを使います)

超簡単に大変大雑把に(笑)

解説してみたいと思います。

例えば人口が0歳時100人

として1年に1人ずつ死亡する

と考えます。

60歳の平均余命とは、

60歳時の40人をベースに考え

1年後に死亡する確率は$\frac{1}{40}$、

2年後に死亡する確率は$\frac{1}{40}$

(分母が39でないところが大切)

・・・なので

1×$\frac{1}{40}$+2×$\frac{1}{40}$+…+39×$\frac{1}{40}$

を計算すると19.5と出てきます。

平均であと19年ほど

生きられるということです。

そうサイコロの目の計算と同じなのです。

この100人を国勢調査時に10万人

として、10万人あたりの実際の

年齢別死亡数を入れて計算した

ものが実際の平均余命となります。

一応「人口が100人だったらエクセル

アップしておきます。

興味のある方はご覧ください。

平均寿命

0歳時の平均余命を平均寿命

といいます。国勢調査時の

各年齢の死亡数をもとにして

(その数字が変わらないものと

して)計算したものです。

生命保険や各資料の大切な統計

として使用されていますが

あくまでその死亡数が

変わらないものとして計算

されています。平均寿命が

上がってきたのは医療の発達

による乳幼児の死亡率の激減、

高齢者の高度医療による延命

のなせるわざです。

私見ですが

ちょっと難しすぎる内容でしたか?

妻にもあなたのブログは難しいと

よく言われます。(反省)

私たち個体の強度は、食の欧米化、

空気・水の汚染・ストレスの増加

が原因で、若いころ山や畑の多い

環境でビタミンやミネラルが多く

脂肪分の少ない日本食を食べてきた

現在70歳以上の高齢者より落ちている

と考えるのは、考え過ぎでしょうか?

その頑強な(笑)高齢者の死亡者数を

もとにした平均余命を私たちに

当てはめることはあまり

意味がないと私は考えます。

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