FIREやファイナンシャルプランニング
には永遠のテーマ、持ち家か賃貸か
皆さんはどっち派ですか?
都心か地方かでも考え方が異なると思いますが、
私の住んでいる地方
(大都市中心部から1時間以内の通勤圏内)
でのファイナンシャルプランニングを
含めた意見を解説したいと思います。
支払金額
持ち家の場合
私の住んでいる地方では諸費用込みで
土地面積40坪、建物30坪の新築1戸建てが
4000万円までで購入することができます。
35歳で購入したとして85歳まで生きるとします。
支払額の10%400万円自己資金で
3600万円をローンにすると
年利1%固定で25年払い月13万5千円、
35年払い月10万1千円、
固都税は50年間払うとして平均年6万円
ぐらいかなと試算します。
(自己所有と父母所有の家の固都税を参考)
総支払額は25年払いで4750万円(頭金含む)
35年払いで4940万円となります。
賃貸は金額の差が大きすぎて難しいですが、
築10年以内で3LDK80㎡で家賃13万円、
築20年以内同条件で10万円、
古築物件で同条件では8万円ほど、
更新料は2年ごと1ヶ月分として試算します。
35歳から85歳までの総支払額は
家賃13万円のタイプで8125万円、
家賃10万円のタイプで6250万円、
家賃8万円のタイプで5000万円となります。
リフォームは?と言われるかもしれません。
新築の確かな物件を買えば
リフォーム代はあまりかからないと思います。
屋根や外壁のリフォームをよく言われますが、
私の家は新築後30年給湯器を一度替えただけ、
屋根も壁も直していません。
(最近床下収納から基礎を覗いたのですが
コンクリート、柱、根太も大変きれいです。)
私の近所の家も屋根や壁を直した家は
ほとんどありません。屋根がスレートなら
一度葺き替えが必要かもというぐらいです。
50年間の賃貸の引っ越し費用や敷金礼金などと
相殺できる程度ではないでしょうか。
(ちょっと盛りすぎかなぁ?)
他のサイトでは自宅を資産ととらえ
15年後30年後に売却するとして比較したり
するものもありますが、
地方在住、家の資産価値を考えずとも、
一生住むと考えれば金銭的には
持ち家の勝ちではないでしょうか。
運用も加味する
賃貸の場合にも35歳時の自己資金400万円
があるとして、年利3%で運用できれば
50年後には1700万円、
年2%で運用できれば1050万円
になっています。
50年後の自宅の資産評価と
同じぐらいでしょうか。
もしローンよりも家賃のほうが月2万安く、
これも年24万円を毎年貯蓄に回せば
年利3%で運用して50年で2700万円、
2%で運用して2000万円にもなります。
もう訳が分からなくなってきました。
通常貯金(年利0.05%)であれば
1200万円貯まりますね。
持ち家との差額をしっかり運用できれば、
賃貸の勝ちでしょうか。
総トータルとして賃貸も持ち家も金銭面では
あまり変わらないと結論付けている
サイトも多いようです。
持ち家のメリットとデメリット
メリット
①ローンが終われば固都税のみが住居費となる
②自由にDIYできる
③ローン終了後資産として残る
④売却して現金化できる
デメリット
①収入の激減があった場合、
ローンが払えなくなるリスクがある
②近隣とのトラブルや転勤などで
気軽に引越できない
③離婚や相続などで分割が難しい
④購入時の初期費用が大きい
⑤リフォーム代がかかる
賃貸のメリットとデメリット
メリット
①収入が減った場合に対応しやすい
②家族の人数に応じて家を変えられる
③問題が起こった場合引越しやすい
④固都税やリフォーム代が不要
デメリット
①死ぬまで家賃がかかる
②壁に釘すら打てない
③引っ越しのたびに費用がかかる
④家賃は掛け捨てである
⑤単身高齢になると借りられない(可能性がある)
まとめ
私は28歳で自宅を購入し、
約25年で払い終えました。
そのおかげでFIREできたと思います。
若い世代でFIREを考えている人は
運用主体になるので自宅購入は
中々選択肢に入らないかもしれません。
近隣では空き家が増えてきています。
人口減が進む日本で今後も
売り手市場が続くとは考えられません。
(円安で外国資本がどんどん入って
来ている首都圏は除く)
父母の家を相続する方も
多いのではないでしょうか。
中古物件を安く買ってリフォームして住む
というのも選択肢の1つかなと思います。
年金等の不安のある中でローン終了後は
住宅費がほとんどかからないというメリットは
生活費(固定費)を安く抑えるための
最大の武器になると思います。
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