以前のブログに書きましたが、父母は
85歳健在です。もし父が他界した場合
母がもらえる遺族年金を計算してみま
した。現在夫婦で年間418万ほどの
年金をもらっています。
年金額って一定?
父の年金額をみると、昨年より年額で
約4万2千円、母の年金額は
約3万6千円増えています。
これは賃金や物価の変動に応じて
年金額が改定される仕組みになって
おり、またマクロ経済スライドと
呼ばれる調整もあります。
前年の物価上昇率が2.5%、過去3年間
の賃金上昇率の平均が0.3%であり、
68歳以上の人は賃金の上昇を加味
しませんので、67歳までは2.8%、
68歳以降は2.5%の年金額の上昇改定
となります。
マクロ経済スライド
マクロ経済スライドとは、年金財政
健全化のためのルールで、保険料を
払う世代の増減率から平均寿命の延び
による年金をもらう世代の増減率
(一定値で0.3%)を引いて出され、
年金が物価調整で下がる場合は適用
されず次の年度に繰り越されます。
(キャリーオーバーという)
なんかLOTO6みたいですね。
昨年度が-0.3%、今年もー0.3%
(払う世代の増減が0%だったという
ことです。)
昨年は適用されなかったので今年は
合計-0.6%ということになります。
結果67歳までの年金改定額は
2.8%-0.6%=2.2%、
68歳以上は2.5%-0.6%=1.9%
となっています。
実際に父の年金額で計算すると
ちゃんと1.9%増になっていました。
でもよく考えると物価上昇率が
2.5%なので実質は生活費は目減り
してるのですよね。
遺族年金
書きましたが、
遺族基礎年金と遺族厚生年金に分かれ
遺族基礎年金は18歳までの子がいれば
もらえるものです。遺族厚生年金は
配偶者が専業主婦(夫)の場合は、
亡くなられた方の厚生年金の$\frac{3}{4}$の金額
となります。
配偶者が老齢厚生年金をもらっている
場合は、(上記の金額)と(本人の厚生
年金の$\frac{1}{2}$+亡くなられた方の厚生年金
の$\frac{1}{2}$)とを比較し高いほうが
遺族厚生年金の額となります。
父母の場合で計算してみましょう。
父の基礎年金を除いた厚生年金は年額
144万7千円で母は115万6千円です。
144万7千円×$\frac{3}{4}$=108万5千円
144万7千円×$\frac{1}{2}$+115万6千円×$\frac{1}{2}$
=130万1千円となり、父が亡くなった
場合の遺族厚生年金は高いほうの
130万円ぐらいになるということです。
母の基礎年金は79万2千円ですから、
父が亡くなった後は年間209万3千円
で生活することになります。
月17万4千円ほどの年金となります。
そこから国民健康保険月約1万円、
介護保険料7千円、
所得税住民税約4千円を引いた
15万3千円ほどで生活してくことに
なりそうです。
持ち家だし余裕かなと思いきや…
母の家計簿をそっと覗くと
月の支出平均が26万円!!!
えっやばいやん。
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