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入院1日〇円の医療保険は古い?

年金・保険・医療

がん手術の入院日数

がんの入院日数は医学の進歩によりどんどん短くなっており

胃・大腸がんの内視鏡的粘膜下層剥離術で2日から8日、

乳がんの場合乳房温存術で3から7日

乳房切除術の場合7日から10日ぐらいとなっています。

年齢やステージにもよりますが、開腹手術でも14日から20日

程度の入院が多く、入院1日5000円では1日入院で

70000円しか受け取れないことになります。

医療保険には手術給付金がセットになっているかどうかも

確認しましょう

実際には、その前後の放射線治療や抗がん剤治療に多くの費用がかかり

支出に対する保険にはならないこともあります。

最近の医療保険のトレンド

もちろん保険会社は営利企業なので、確率論・統計学的に損はしないように

保険は設計されています。

私は数学科出身ですので、保険会社に就職し

アクチュアリー(保険を設計する担当者)として働く友人もいます。(した?)

会社の利益が大きい保険を設計し、人気がでた場合は

多額のインセンティブを受け取れるといっていました。

今のトレンドは

診断されたら30万円から100万円が受け取れるタイプ

実際に治療にかかった費用が補填されるタイプだと思います。

これなら手術・入院以外でかかる様々な費用に対応できます。

最近では休職保険なるものも・・・

入院はがんだけではない

ただし、人生で2人に1人はがんになるという時代ですが、

入院はがんだけではありません。

三大疾病(がん・心臓疾患・脳疾患)もつけておけば多くの場合を

カバーできると考える方も多いかもしれませんが、自分の周りをみても

55歳までなら三大疾病に罹患する確率は低いと考えます。

もちろん、55歳以下でがんで亡くなった友人も数人います。

ただ確率的には低いのではないでしょうか。

妊娠初期の切迫流産など

意外に入院が長引くのが、妊娠初期で切迫流産になったときの入院です。

普通に1ヶ月から3か月以上まで長引くこともあるので、

このようなときは入院1日1万円などの保険も助かるなと

思うことがあるでしょう。

保険は家の次に高い買い物

とはいえ、医療保険は「入院したから元が取れた」といって

解約するものでもなく、結局は終身払いなら死ぬまで、

65歳や80歳で保険が終了するものはそれまで

ずっと払い続けるということになります。

医療保険は基本的には掛け捨てですから、払込金額と給付金の差額

を考えると大きくマイナスすることになると思います。

保険に入るときはその金額を払込満了まで払ったと考え

どれぐらいの額になるのか、

そのお金で入院費を工面することはできないのか。

またそれを年利4%で運用した場合いくらになるのかを考えてから、

さらに考えるぐらいで普通かと思います。

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