公務員の方ってどのように医療保険にはいるのでしょうか?
保険会社のセールスレディが、入庁許可証を示して
席に回って来て勧められる方も多いのではないでしょうか?
共済組合の健康保険
高額療養費は下記の表なのですが
さらに一部負担金払い戻しという制度があり、
標準報酬月額53万円以下の人は1ヶ月入院費等が
2万5千円を超えると差額が払い戻されるという制度を持っています。
標準報酬月額53万円以上の人も1ヶ月の入院費等が5万円を超えると
差額が払い戻されるという制度です。(一番上の画像)
最終的に1ヶ月の自己負担額は標準報酬月額53万円以下の人
(ほとんどの一般公務員の範囲内)は最大2万5千円ということです。
一般の非課税世帯等の高額療養費よりさらに手厚い保険制度に
守られているということになります。
会社勤めの方の保険制度はよくわかりません。もしかしたら
同じような制度があるかも
さらに職員厚生会
教職員の方は学校厚生会といった方がわかりやすいと思います。
月額の医療負担に対して2000円を控除した額の30%が給付される
というものです。
すなわち満額の2万5千円を負担したとして、さらに厚生会から
6900円が後日還付されるというシステムです。
入院と通院は別枠で計算されるなどの細かい部分を除けば、1ヶ月最大
抗がん剤であろうが手術であろうが月18000円程度しか自己負担が
かからないということになります。
がん保険など
がんの標準治療をフルに受けたとして
手術入院20日、抗がん剤2クール3ヶ月、放射線治療2ヶ月
したとしても最大18000円×6ヶ月=10万円程度で済むことになります。
この10万円程度の費用補填のために毎月5000円以上がん保険や
医療保険を払っている公務員の方、考え直した方がいいかもしれません。
もちろん厚生会会費は無料ではなく月数千円程度給与から
天引きされているはずです。
医療保険費用を投資に回すと
たとえば1990年生まれなら入院1日1万円の医療保険
LIFENET生命で保険料月額3300円(10秒試算)
死ぬまで掛け金3300円ですから安いような気もします。
60歳でがんになったとして、20日入院で受け取り保険金は30万円
(入院給付金20万円+手術給付金10万円)
60歳になるまで同額を税引き後年利4%の米国ETFに投資したとして
28年間で投資金額110万8800円に対して
金利は95万円つきます。もちろん米国ETFはリスクが
ありますが、28年間110万円かけ捨てて30万円もらえる事実と
28年後にがん費用として205万円貯蓄できている
(実際金利95万円から10万円入院費用払っても損にならない。)
という比較も考えてみてはいかがでしょうか?
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